東京といえば溢れる人走り続ける電車の音、深夜を過ぎても消えない街明かりが集まった忙しなく動き続ける大都市です。そんな街で必要不可欠なのが、電車に次いで大切な都民の足であるタクシーでしょう。夜遅く飲み会帰りのお父さんを乗せるのも、病院に向かうおばぁちゃんを乗せてあげるのもタクシーです。多くの人に必要とされる重要な移動手段に違いありませんが、果たして運転手として雇用され十分に稼ぐことが出来るのか。東京で働くドライバーの稼ぎについて、考えていきましょう。
まずタクシー運転手の年収の全国平均は、300万円程と言われています。けれどこれは全国平均で人の密集地である東京では、これがグンと上がります。東京だけで平均を出すと年収は400万円となり、100万円もの差が生まれるのです。都内を走るドライバーの数も圧倒的な中これだけの差が生まれるのだから、都民がいかにタクシーを必要としているかが判ります。しかしタクシーの利用者が多いからと、土地の力に甘えて慢心してはいけません。稼げるドライバーになるには、東京中を走り回るライバル達と同程度かそれ以上でなくてはいけないのです。その為のポイントを覚えておきましょう。
タクシー運転手の給料体系は3種類に分かれ完全固定給制と完全歩合制、そして固定と歩合の合わせ型の3種です。固定給制は非常には珍しいですが、もしこういった会社に入社した場合稼げるドライバーとは言えなくなりますので気を付けましょう。歩合制有りの会社に入社した人は、その割合によく注目して下さい。およそ5から6割が自分の取り分になる訳ですが、それがどちらなのかというのは非常に大きな問題です。1つずつは小さく感じても年収にしたらまるで違う額になるので、働く際には十分注意しましょう。とはいえ会社を選ぶポイントはお給料だけではありませんから、満足のいく働き方が出来ている方はその会社を大切にして下さい。
最後に稼げるドライバーになる為の近道は、幾つかのコツを身につけていくことです。ライバルの多い都内のタクシー業界ですが、意外と基本的なポイントを守れていないドライバーが多かったりします。例えばお客の乗っていない時間を可能な限り減らす為お気に入りの場所を作るのでなく、移動先でもお客を捕まえられる様勉強を欠かさないこと。または営業中も漫然と走り回るのでなく、常に目を凝らしてお客を貪欲に見つけていくこと。基本的なことですよね、けれど意外と出来ていない人が多いのです。貴方が競争に負けたくないと思うのなら日々の勉強を積み重ね、人の出来ないことを着実にこなしていきましょう。