全国ハイヤー・タクシー連合会が調査した結果によると2017年の日本全国の男性のタクシーの運転手の平均年収は、およそ333万2千900円になり月給として割り出してみると、およそ27万8千円ぐらいです。特に東京都の運転手の平均年収は418万5千100円となっていて月給として割り出してみると、およそ34万9千円となっていて日本全国で最も稼ぐことが出来る地域であることが分かります。しかし給与は手取りの金額ではないことが注意点で例外もありますが住民税や所得税、社会保険料などの税金関連が給与を支給される際に控除されるので、実際に受け取ることができる金額は2割から3割ぐらい少なくなるのが実情です。ほとんどのタクシーの運転手は歩合制で歩合率は60パーセントとなっていて、個人の売上が多くなれば多くなるほど年収は上がるので、平均年収の2倍の金額を稼ぐことも出来ます。エリアによっては1千万円を超える年収のタクシーの運転手もいて戦略によっては、高収入を見込むことも出来る可能性が高いです。
基本的に1日あたり24時間勤務のタクシーの運転手が多く、午後12時から午後1時ぐらいに自宅から営業所に出発します。営業所に到着したら車両の点検やミーティングなどを実施し、午後3時頃に営業所から出発するタクシーの運転手が多く出発時間を曜日によって変更する場合も少なくありません。新しく入社したドライバーは座学などが新人研修で実施され、細かい規則を叩きこまれることになります。エリアによって独自に決められた規則を覚えなくてはならない場合もあり最初の内は苦労するかも知れません。
とは言っても実質的な出勤日数は、およそ13日ぐらいで1日あたりの労働時間が8時間の労働者に当てはめると、およそ26日ぐらいです。実質的な労働日数があまり多くない場合でも高額な年収を得ることが出来るタクシーの運転手は少なくありません。効率的に短時間で稼ぐことも出来ますし人がたくさん集まりそうな時間帯や曜日に勤務すると、稼ぐことが出来る金額も多くなる可能性が高いです。24時間勤務とは言っても、実質的な労働時間は24時間よりは短いのですが、これには理由があり1勤務ごとの労働時間が3時間の休憩を含めた19時間から21時間までと法律で決められているからになります。それ以外に、お客様がいない時間帯は接客の仕事をする必要はないので、お客様を待っている合間にも休憩することが可能です。